智弁和歌山(和歌山3位)のプロ注目右腕・中西聖輝投手(2年)が、7回4安打10奪三振の快投を披露した。3回には3者連続三振を奪うなど、変化球主体でテンポよく投げ込んだが「納得いかないボールが多かった」と振り返った。

打線は二回り目となった4回、2死からプロ注目の4番徳丸天晴外野手(2年)らの4連打で3得点。5回には打者一巡の攻撃で5点を奪った。

25日の準々決勝は、来春のセンバツ出場をかけて市和歌山(同1位)と対戦。今秋の新人戦準決勝(3-6)や、県大会準決勝(4-5)で敗戦。ライバルとの再戦が、再び巡ってきた。中西は「自分の中ですごく大事になる。2回負けているので3度目はもうないぞくらいの気持ち」と思いを巡らせる。センバツ切符を掛け、三度目の正直でリベンジを期す。

▽東海大大阪仰星・上林健監督「(4回2死から連打を浴び)ここぞの集中力は勉強になった。(先発の)高橋はボールが1個高くなったところを打たれてしまった」