日本学生野球協会は17日、都内で審査室会議を開き、高校5件の処分を決めた。

南陽工(山口)は、部長(31)と監督(58)の部内での体罰と報告義務違反があったとして、10月5日から来年2月4日までの4カ月の謹慎とした。

9月中旬、守備練習の際に部員1名の連携指示の声が小さかったため、右の手の甲で腹部を1回殴った。また「痛かったところから声を出すんじゃ」と当該部員の後ろに回り、膝を2回蹴った。また、部長は昨年8月の鹿児島遠征に部員1名に対し、腹部を蹴る。また別の部員にも回し蹴りをするなどの暴力行為。今年9月3日、27日にもヘルメットをたたくなどしていた。

聖望学園(埼玉)はコーチ(38)が部内で体罰と報告義務違反があったとして2カ月の謹慎。湘南学院(神奈川)のコーチ(45)は部員への暴言があったとして3カ月の謹慎。博多(福岡)は部内でいじめがあったとして10月12日から3カ月の対外試合禁止。新田(愛媛)の軟式野球部の監督(24)は不適切指導と報告遅れで3カ月の謹慎とした。