常総学院(茨城)が26日、土浦市の同校グラウンドで年内の練習を打ち上げた。27日に施設内の清掃を行いオフに入る。

朝8時からの練習を終えた午後4時。島田直也監督(51)は選手たちを見つめながら「今年は100点じゃないですか。結果を出したし、よくやったと思います」とねぎらった。

7月26日に就任してから5カ月。新チームで挑んだ秋季関東大会では準優勝を果たし、来春のセンバツ出場が濃厚だ。

本当の戦いはこれからだ。春の甲子園、そして夏の甲子園への挑戦もある。「今に満足せずに、選手たちには成長して欲しい。もっともっと伸びると思う」と大きな期待を寄せた。

選手たちも、島田監督の期待を胸に来年に備える。エースの最速145キロ右腕・秋本璃空投手(2年)は来年の目標に「最速150キロ」を掲げた。「変化球には自信がありますが、それに頼ってしまう。もっと真っすぐで押せる投手になりたい」と、この冬は下半身を中心に体作りから取り組んでいる。「ケガをしない体作りも含め、とても貴重な練習。スピードも、もっと出せると思う」と自信を見せた。

島田常総学院で挑む全国の舞台。さらなる成長を誓い、2020年を締めくくった。