今秋ドラフト上位候補の最速152キロ右腕・小園健太投手(2年)を擁する市和歌山は大会第4日の第1試合、県岐阜商との対戦が決まった。

相手はプロ注目の高木翔斗捕手(2年)に加え、投手陣も最速140キロ超が複数そろう強豪。小園は「左の良い投手(野崎)がいるのは知ってましたし、バッターも振ってくる。自分がおじけづいたり弱みを見せてはいけない。立ち上がりから強気に攻めていけたら」と意気込んだ。オフ期間は直球のキレ向上を求め、下半身の強化により一層注力。受ける捕手陣も「重さがミットの奥まで伝わる」と順調かつ確実に調整を重ねてきた。「投げる試合は全て無失点で抑える気持ちでやりたい」と0封を見据えた。

中学時代からバッテリーを組む松川虎生(こう)捕手とは今年でバッテリー6年目。2人にとって初めての甲子園の舞台となる。打者としても高校通算31発を誇る松川は「(本塁打)打ちたいです。今のままでは日本一は遠い。ここからギアを上げて、組織力を高めて最大限の準備をしたい」。目標の日本一へ、その一歩目の相手に不足はない。

センバツ組み合わせ一覧はこちら―>

センバツ出場32校決定/学校メモ付き一覧