21世紀枠で初出場する三島南は大会2日目の第2試合で、昨秋中国地区大会4強の鳥取城北と対することが決まった。

聖地初陣の相手は、昨夏の「甲子園高校野球交流試合」にも出場した甲子園常連校。チームの主砲・前田銀治外野手(2年)は「格上とやれるのはうれしいし、この試合が今後の糧になる」と目つきを変えた。4番の小堂湧貴内野手(2年)は「家に帰って、相手のいろんな動画を見て研究します。今後は、相手投手を打ち崩すイメージをしながら練習したい」と力を込めた。

鳥取城北は、昨秋の公式戦7試合で6本塁打、チーム打率3割2分9厘と強力だ。エース右腕・植松麟之介(りんのすけ)投手(1年)は「自分の力をどう出せるかが、勝負につながる。どんどん内角を突いて、抑えられたらと思う」と戦闘モードに入っていた。

県勢の対鳥取県勢成績は、春夏通算3勝3敗(春1勝3敗、夏2勝)と五分。実績では相手が上だが、伊藤侍玄(じげん)主将(2年)は「目標は甲子園1勝。臆することなく、持ってる力を100%出したい」と決意を込めた。【河合萌彦】

○…ナインはこの日の抽選会前、24日から3日間行われる学期末試験に向けた勉強を教室内で行った。テスト期間中のチーム練習はなし。前田は「試合もテストも完璧にしないといけないので、頑張ります」と苦笑い。小堂も「(及第点が取れるかどうか)結構危ないので、頑張らないと」と頭をかいた。甲子園に向けて野球に集中するためにも、まずは机の上で結果を残す。

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