高校野球の練習試合が6日、解禁され、第93回センバツ高校野球大会(19日開幕、甲子園)に出場する大阪桐蔭は、京都外大西戦(皇子山)でダブルエースによる17奪三振の完封リレーで大勝した。最速154キロ右腕の関戸康介(2年)は、初戦から150キロをマークし、5回9奪三振。最速150キロ左腕の松浦慶斗(2年)は先発で4回8奪三振。打線も2本塁打を含む11安打13得点と、センバツV候補が力強く発進した。

▽ロッテ三家スカウト(球団スピードガンで最速150キロ、常時142~143キロを計測し) 真っすぐは力強いし、変化球もいい。(松浦とともに)ポテンシャルが高い、持っているものは素晴らしい。

▽ヤクルト阿部スカウト 大柄なタイプじゃないけど、力強い球を投げられるポテンシャルがある。初めての対外試合でもしっかり投げられている。

◆関戸康介(せきど・こうすけ)2003年(平15)4月14日、長崎・佐世保市生まれ。広田小1年からセインツジュニアで野球を始め、明徳義塾中(高知)では3年夏の全国大会準優勝。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入り。50メートル5秒9。遠投110メートル。178センチ、81キロ。右投げ右打ち。