東海大静岡翔洋高女子硬式野球部の創部会見が6日、静岡市清水区内の同校で行われた。

1年生26人を加え、斉藤美咲主将ら2年生3人との総勢29人で本格スタートする。会見には東海大系列伝統の縦じまユニホームで臨んだ。弓桁義雄監督(57)は「(本校の)男女アベックで日本一になることが夢。女子チームは打撃力を前面に押し出すチームにしていきたい」と語った。

新入部員の内、16人は静岡県内から、10人は関東地方から集まった。硬式経験者だけでなく、軟式野球、ソフトボールなど他競技から転向する選手もいる。斉藤主将は2月に、予想を超える20人以上の入部希望を知って驚いた。1期生としてチームをけん引していくことに不安をのぞかせたが、「たくさん出てくる課題をどんどん改善して、成長したい」と強調。全国大会優勝を目標に掲げた。

チームは、全国高校女子硬式野球連盟への参加登録を申請している。7日午後には29人での初練習を行い、10日には松本国際高(長野)女子と初めての練習試合を行う。その後、東海・中部地区の女子チーム8団体(高校から社会人)所属の「センターリーグ」に参戦。夏の全国高校女子選手権への出場も視野に入れている。【倉橋徹也】