横浜が10-0の5回コールドで初戦を突破した。

安達大和主将(3年)自ら、新しい横浜を体現した。2回2死三塁から一塁へのゴロに全力疾走で一塁を駆け抜け内野安打に。その間に三塁走者が本塁へ。先制点を奪った。その後、四球を挟み4連打でこの回、一挙6点。その後も次の塁を積極的に狙う走塁を絡め、8安打10得点で圧倒した。安達は「この冬、徹底してきた全力疾走ができた」と胸を張った。

村田浩明監督(34)は「チームカラーを一新したいと取り組んできた」とこの冬を振り返った。「泥くさく、きびきびと元気よく」を徹底。どんな場面でも、自分を抑えチームの勝利に徹する。「今日は、全力疾走するということを、キャプテンがやってくれた。内野安打や走塁と、昨秋から取り組んできたことができたと思います」と評価した。

主将交代に発奮した。昨秋は延末勧太捕手(3年)が主将を務めていたが、プレーに集中するため、今年1月、チームメートの推薦で安達が主将に就いた。昨秋、県大会で東海大相模に敗戦し、目標を失いかけチームの士気が落ちる中、安達は1人1人に声をかけ気持ちを高めた。「全員が同じ方向を向いてプレーをする」と、練習の意図を明確にした。「変化球を積極的に打ちにいく。ボールの内側をたたく。低めにバットを入れて打つ。すべて、自分を捨ててチームとして戦うための練習です」。徹底したチーム作りで春を迎えた。

今年、チームで掲げたスローガンは「県内無敗」。同県にはセンバツ優勝を果たした東海大相模もいる。夏はたった1つの甲子園出場枠をかけ、倒さなければならない強敵だ。安達は「夏は東海大相模さんにリベンジしたい。全国優勝のチームに立ち向かうなんて、最高のシナリオです。目標が大きいほど、燃えるものがある。絶対にやってやろうと思う」と、初戦の大勝にも気持ちを引き締めた。【保坂淑子】