東京都高野連は24日、ダイワハウススタジアム八王子で武井克時理事長(71)が取材に応じ、25日に予定されていた春季大会決勝を延期することを発表した。

武井理事長は「5月末の土日開催で、お客さんに見ていただきたいと考えています。市の球場などは予定も入っていますので、今後球場は検討することになりますから、場合によっては平日開催になるかもしれませんが、関東大会後に決勝戦を行いたい」と説明した。

なお、東京からは決勝進出の2校が出場する春季関東大会(5月15~23日=山梨)の出場校については、第1試合(関東第一対東海大菅生)終了時に抽選を行い、第1試合の勝者が1位か2位扱いとして関東大会出場権を得る。第2試合(日大三対二松学舎大付)の勝者が、残る枠に入る。

武井理事長は有観客での試合開催に関して「無観客なら開始してもいいと東京都からは言われているが、選手の成長を踏まえ、親御さんや関係者にも見ていただきたい」と言い、緊急事態宣言が明けた後の開催に意欲を示した。仮に緊急事態宣言が延長された場合も「6月に入ってでもやってあげたい」と言った。