関東第一が、センバツ出場の東海大菅生を相手に4回に4連打で4点を奪い快勝した。関東第一は来月に山梨で開催される関東大会への出場を決めた。

両チーム無得点で迎えた4回表、関東第一は1死から楠原悠太内野手(3年)の二塁打と津原璃羽内野手(3年)の連打で先制。なおも1死一、二塁と追加点機会に、石見陸捕手(3年)が、カウント1-2から東海大菅生の先発鈴木泰成(2年)の高めスライダーを左中間に運ぶ2点適時三塁打とした。さらに2死三塁となり三塁走者石見は、打者五十嵐奨斗外野手(3年)の初球がワンバウンド、福原聖矢捕手(2年)がはじいたところを見逃さず、際どく本塁を陥れ4点目を奪った。

この走塁について石見は「投げた時のボールの高さからしてショートバウンドになるだろうと思い、狙っていました。ギリギリでもセーフになる練習を積んできたのでセーフになって良かったです」と、振り返った。

米沢貴光監督は「石見は勇気を持って変化球を振ってくれた。秋は東海大菅生さんのピッチャーの変化球が打てなかったものですから、よく振ってくれたと思います。それにあの4点目が大きかったです」と言い、昨秋からの成長を見せた集中打と走塁で東海大菅生を下した勝利を評価していた。