今秋ドラフト候補で最速152キロ右腕のエース森木大智投手(3年)が今季の公式戦初先発で8回途中1失点と好投し、センバツ出場校の聖カタリナ学園(愛媛)を下した。

明徳義塾(高知)はエース代木大和投手(3年)を温存する中、変則左腕の吉村優聖歩(ゆうせふ)投手(2年)が完封勝ち。5月1日の決勝は高知勢対決となる。

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今秋ドラフト候補で最速140キロ左腕の代木は、打撃で全力を尽くした。

打力も評価されて4番で出場。3打席凡退後の8回2死一塁でライナーの右前打を放って得点につなげた。登板機会はなかったが「何とか1本出そうと。チャンスを作れてよかった」。馬淵史郎監督(65)も「フリー打撃は圧巻。(投打で)将来性を感じる。まだ未完。面白いと思う」と話した。

▽明徳義塾・馬淵監督(変則左腕吉村の完封に) 予想通り、しっかり抑えると思っていた。左打者は嫌。代えれば相手が喜ぶ。