愛工大名電が春の愛知を制覇した。

最速145キロ左腕でプロ注目の田村俊介投手(3年)が先発。130キロ台後半の速球と精度の高いカーブなどを駆使して3回を1失点に抑えた。打線も序盤から活発だった。2回、先頭の宮崎海外野手(3年)が左翼ポール際に先制本塁打。3回には高校通算27本塁打の田村がカーブを中前に運んで攻撃の起点となり、2点を追加した。4回からは2番手の野崎健太投手(3年)が変化球を巧みに用いて、6回無失点の好投で反撃を許さなかった。昨秋は県2回戦で敗退したが、ひと冬をへて、チームを着実に強化する。