藤枝明誠(中部3位)が、浜松工(西部5位)を2-0で下し、初の決勝進出と東海大会(20日開幕、三重県)初出場を決めた。先発・山田蓮投手(2年)が、8回5安打無失点11奪三振の快投を見せ、県大会の秋春連覇に王手をかけた。掛川西(西部1位)は、静岡高(中部1位)に5-4で逆転勝ち。最速140キロ超コンビの榊原遼太郎(3年)と沢山優介(3年)の投手リレーで、伝統校対決を制し、東海大会出場権を得た。決勝戦、3位決定戦は、5日に草薙球場で行われる。

【浜松工は先発・太田涼介8回2失点】

○…浜松工は散発の5安打無得点に、矢部真吾監督(44)は「打線が消極的だった」と、ため息をついた。それでも、8回2失点の先発・太田涼介投手(2年)の投球に「上出来です」と満足した様子。太田涼自身も「今日は、まっすぐが走っていて、変化球のキレもよかった」と胸を張った。今大会は、先発・救援で3試合に登板し、自信をつけた。「(3位決定戦の)静高戦も投げたいです」と意欲を示した。