東海大相模が優勝し、門馬敬治監督(51)も集合写真に並んだ。神奈川6連覇を達成したが「まだ道半ば。これを夏につなげないといけない。これから、さらに険しい山登りの続きがある」と話した。

門馬監督は3日の練習中に送球を首に受け、大事をとって入院。4日の準決勝は、遠藤愛義コーチが監督代行として指揮をとり勝ち進んでいた。

門馬監督は「立ちくらみや、めまいがひどかった」と準決勝はテレビ観戦もせず、静養に務めていたという。「グラウンドにいない試合は、格別の緊張感だった。コーチや選手がやってきたことを形にして、つないでくれた」と感謝した。

今大会は、エースの石田隼都投手(3年)の登板は1試合のみ。決勝も温存して勝ちきった。

1点差で迎えた9回無死一塁から、4番手で登板した背番号10の石川永稀投手(3年)が、しっかり後続を抑えた。「(石川に)期待していたし、チームのきついところを任せた。よく抑えてくれた。石川がきっかけをつかんだ感じ」と収穫について明かした。