日本高野連と朝日新聞社は21日、第103回全国高校野球選手権大会(8月9~25日、甲子園)の臨時運営委員会を開き、新型コロナウイルスの感染状況を考慮した結果、一般観客への入場券販売は行わないことを決めた。入場は、在校生、保護者ら学校関係者と、主催者が許可した関係者に限る。

今春センバツは1日上限1万人の有観客で実施したが、今夏は一般観客の入場は認めないことにした。背景に、東京オリンピックがほぼ無観客で行われることがあるのか問われた日本高野連・八田英二会長は「それが直接的な原因とは申しませんが、いろいろな考慮の結果です」と答えた。

考慮した内容として「春に比べ、出場校が多い。大会期間が長い。デルタ株の流行。総合的な判断で、一般客はお断りするという結論に至りました」と理解を求めた。