新津工は、春の県V校でここまで3試合1失点の新潟産大付から2点を奪うも、力及ばなかった。

2回表に1点先制。だが、その裏に8安打を集中されて8失点。2-12の5回コールドで敗退した。03年以来の4強入りはならなかった。

それでも阿部拓主将(3年)は「悔いのないプレーができた」と言った。初戦2回戦から3試合連続のサヨナラ勝ちの“ミラクル”で8強まで勝ち進んできた。粘り強い全員野球で、準々決勝で念願のハードオフ新潟で初めて試合ができたことがうれしかった。「自分たちが勝てなかった分、ベスト4に勝ち進んで欲しい」と後輩に思いを託した。