5年ぶり3度目の出場となる広島新庄は、第2日(10日)に強豪横浜(神奈川)と初戦で激突する。

対戦校が決定した瞬間に笑顔を見せた主将の大可尭明(おおか・たかあき)内野手(3年)は「横浜高校はとても有名で、伝統校でもあるので、球場や相手の雰囲気にのまれないように、自分たちらしくプレーして、勝てるように頑張っていきたいです」と力を込めた。

広島新庄は伝統の「守り勝つ野球」をモットーに、広島大会では全6試合で失策はわずかに1つ。鉄壁の守備に加え、23盗塁と機動力も抜群。計52得点と攻撃力をみせつけ、新チーム発足から県内無敗で甲子園春夏連続出場の切符をつかみとった。大可主将は「投手力がすごくいいので、守備からリズムをつくって、打撃でも最後まで粘り強く戦うというのは負けてないです」と胸を張った。

宇多村聡監督(34)は横浜について「激戦区の神奈川県を制してきた、すばらしい投手力と打撃とレベルの高いチーム。新庄らしく、今までやってきたことを選手たちが精いっぱい発揮しながら、粘り強くしぶとく戦っていきたいと思います」と闘志を燃やした。

投げてはプロ注目右腕のエースで4番の花田侑樹投手(3年)と、今春のセンバツでは左肩の故障の影響でボールボーイを務めていた左腕の西井拓大(たくと)投手(3年)、経験豊富な左腕秋山恭平投手(3年)の3投手を軸に、甲子園初制覇へ挑む。

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