県勢最多となる5年ぶり20度目出場の樟南(鹿児島)は、大会6日目第3試合の三重との初戦が決まった。

鹿児島大会は、実家が浄土真宗の善妙寺の“一休さん”エース左腕、西田恒河(ごうが)投手(3年)が6試合すべてに先発。決勝では9イニングでは今夏初完封の力投で優勝に導いた。西田を軸にした鉄壁の守備が武器で、主将の下池翔夢内野手(3年)は「西田を中心に伝統の守りが売り。(三重は)投打に力があるので、負けないように守り勝つ野球をしたい」と意気込んだ。

西田は、鹿児島大会決勝で温存していた秘密兵器のスプリットを解禁して鹿児島実を封じた。甲子園でも最速145キロ直球に加え、カットボール、チェンジアップ、スライダー、カーブ、ツーシーム、スプリットと多彩な変化球で翻弄(ほんろう)する。

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