第103回全国高校野球選手権(9日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、オンラインで行われた。

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超目玉はノースアジア大明桜の風間球打投手だ。秋田大会準々決勝・秋田戦で世代最速の157キロを計測した。プロ各球団も幹部クラスのスカウトが軒並み視察。今秋ドラフトの上位指名が予想され、甲子園デビュー戦から見どころだ。

好投手が多い。二松学舎大付の秋山正雲投手は最速146キロ左腕。チェンジアップで空振りを奪う技が光る。愛工大名電の寺嶋大希投手は最速147キロの球を生かし、愛知大会で活躍。192センチから最速146キロを投げるのは静岡の高須大雅投手。智弁和歌山の中西聖輝投手や西日本短大付の大嶋柊投手も馬力がある。

センバツ出場組も負けていない。専大松戸の深沢鳳介投手は最速144キロの横手投げ。北海・木村大成投手と大阪桐蔭・慶斗投手はは最速150キロを誇る左腕で、明徳義塾の代木大和投手は打撃センスも光る好選手だ。

野手では、盛岡大付の松本龍哉内野手が高校通算64本塁打で、金子京介内野手は岩手大会新記録の5戦連続本塁打など高校56発。愛工大名電の田村俊介投手は打撃が買われ、県岐阜商・高木翔斗捕手とともにプロ注目だ。智弁学園の前川右京外野手や智弁和歌山の徳丸天晴外野手も強打が売り。ここまで全員が3年。唯一、2年の高松商・浅野翔吾外野手は早くもスカウトがうわさする大砲だ。【酒井俊作】

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