5大会連続6度目の出場となる前橋育英の皆川岳飛(がくと)主将(3年)が開会式に参加し、甲子園の大きさを肌で感じた。「小さい頃からの夢の場所で、スタンドからしか見たことなかった景色だったが、いざ足を踏み入れてみるとすごく大きいなと感じた。行進前は外野の位置にいたが、甲子園のバックネットやバックスクリーンが大きく、球場自体からも圧を感じる面もあった」と振り返った。

出場全49校の選手と一堂に会し、身長181センチの皆川主将は「前橋育英や群馬県内では背が高い方だと思っていたが、全国の選手と並ぶと決して大きくないというか、どこの高校からも圧のようなものを感じた。その圧にのまれないようにしなければいけないと意識しながら開会式に臨んでいた」と明かした。

2年ぶりの甲子園で、先輩たちの思いも背負って戦う。「まだまだコロナ禍で不安な状況だが、大会が開催されたことに感謝して、しっかりと結果で恩返ししたいと改めて思った。群馬代表として、応援してくださっている方々にグラウンドの中で躍動している姿を見せられたらと思う」と感謝の言葉を口にした。

初戦は第5日の第4試合に、センバツ出場の京都国際と対戦する。「チームの全員が、今日、足を踏み入れて感じたものがたくさんあると思う。それを踏まえて残りの日々の練習に取り組み、甲子園で力を発揮できるようにしたい。甲子園で感じたことを受けて、さらに残りの練習に取り組み、試合に臨みたい」と意気込んでいた。