智弁和歌山(和歌山)が石見智翠館(島根)に快勝し、15年ぶりの4強入りを決めた。同校は夏の甲子園40勝目、さらに春夏通算67勝目を挙げ、早実を抜き単独9位とした。

1回、1死満塁から犠飛で先制。2回には高嶋仁前監督(現名誉監督)の孫・奨哉が左翼席へ豪快なソロ本塁打。4回にも宮坂、大仲の連続適時打で2点を加えた。6回にはスクイズなどで3点追加。7回にも2点を加え9-0。8回を除く毎回の15安打を放った。

守っては甲子園初登板初先発の2年生右腕・塩路柊季が快投。140キロ台の速球で押し6回を2安打無失点、毎回の8三振を奪った。7回から登板の高橋が2回を無失点。9回から登板の武元が1失点したが悠々と逃げ切った。

石見智翠館は完敗。18年ぶりの4強を逃した。