初出場の京都国際が4強入り。初出場校の4強入りは13年前橋育英以来8年ぶり。高橋光成(現西武)を擁した前橋育英は決勝で延岡学園を4-3で破り、14校目の初出場Vを決めた(第1回大会を除く)。京都国際は史上15校目の快挙へあと2。春夏の甲子園では過去99校が優勝を記録しており、100校目の初Vも見えてきた。

ただ、準決勝突破は簡単にはいかない。夏初出場校の準決勝は、初出場同士の対戦となった04年(済美5-2千葉経大付)を除き、80年以降で3勝9敗の鬼門だ。相手の智弁学園は16年センバツ優勝校。初出場校が優勝経験校を破っての決勝進出は、71年の桐蔭学園5-2岡山東商が最後。データの上では大きな壁が立ちはだかる。【織田健途】