原俊介監督(44)率いる東海大相模(神奈川)が、22安打20得点で5回コールド勝ちし、8強入りを決めた。

1回2死一塁、求(もとめ)航太郎右翼手(2年)の2点本塁打で先制。以降効果的に得点を重ね、5回の一挙14得点で試合を決定付けた。

初回の打席について求は「本塁打になるとは思っていなかった。初回に4番に打席が回るときは必ず走者がいるので、走者を返す意識を強く持っています」と話した。5回の第4打席、1死三塁の場面ではスクイズを成功させ、小技の技術も披露した。

求は5回、マウンドに上がり、1回を1安打無失点に抑えた。今春のセンバツ決勝戦では明豊(大分)打線を相手に、2回1/3を無失点に抑えるなど、投手として活躍していたが、肩を痛めて夏の神奈川県大会以降野手として調整していた。「先頭打者に打たれたのは良くなかった。今後先発としてプレーしていきたいと考えています」と投手としての意欲を話した。