札幌大谷が14安打で10点を挙げ、2年ぶり秋全道進出へ、あと1勝とした。

4番丸山雄大中堅手(2年)が初回2死三塁から先制左前適時打を放つなど3安打3打点と気を吐いた。初戦はコロナ禍の影響で自宅待機期間と重なりベンチ入りできず、10日の2回戦(北星学園大付戦)は7回裏1死二、三塁から7点差とするコールド決定適時打。2戦連続で試合を決め「しっかり振れた。次戦も1戦必勝で」と気を引き締めた。

2回戦は「復帰戦で力んだ」と4打席目まで凡退。五十嵐大部長(34)から助言を受け、最終5打席目に、お目覚めの今秋初安打を放った。「右腰が下がり大振りになっていた。前の試合の最後に修正できたので今日につながった」。昨秋ドラフトで巨人育成指名を受けたOBの2メートル左腕、阿部剣友投手(19)と同じ北斗市出身で、小学生時代に対戦経験もある。「僕もここで力をつけ甲子園に行きたい」。3年ぶりに秋全道を制し、聖地につなげる。