須磨友が丘が接戦を制し、3回戦を突破。23年ぶりに地区大会を突破してから、同校初の8強入りを果たした。初回に先制点を許したが、2回1死二塁で6番安倍寛太内野手(2年)が左前適時打を放ち、同点に追い付く。さらに6回には勝ち越しに成功するが、7回に同点とされた。

それでも2-2で迎えた8回に、単打と2つの四球で満塁とし、1番吉井良宥内野手(2年)がレフトへ犠飛を放ち、これが決勝点に。勝利の瞬間、ベンチのナインも駆け寄り、とびっきりの笑顔が弾けた。

主将の藤原駿捕手(2年)は「ベスト8をずっと目標にしていたので、とてもうれしいです」と笑みを浮かべ、徳山範夫監督(57)も「歴史をつくることができましたし、やっとここまで来ることが出来ました」と喜んだ。