今夏準Vの関東第一が早実を下し、16強入りを決めた。

1番の井坪陽生外野手(2年)が、5打数4安打1本塁打2打点の大暴れで、チームを勝利に導いた。

0-0で迎えた3回無死、緩いカーブを左翼席へ放り込んだ。先制の一打となり「1、2回と流れが良かったです。先頭だったので、自分が勢いを付けようと思いました」と力強く答えた。

1回戦では、先発投手として6回無失点の好投。今度はバットでの活躍に「今週は投手のことは忘れて、打撃に集中しました。試合で勢いを付けることを心掛けていました」と真っすぐ目を見て答えた。

米沢貴光監督(46)は本塁打を振り返り「あの一打でベンチの雰囲気が変わりました。力通りのバッティングをみせてくれたと思います」と目を細めた。

1番での起用については「4番だと考えてしまうんですよね。1番に置いたら思い切って打ってくれた。チームの中心で、一番打つのは井坪なので」と信頼を置く存在だ。