早実は今夏東東京大会準V校を前に力尽きた。

最速138キロのエース・石島光騎投手(2年)が5回2失点でマウンドを後に託すも、代わった斎藤士龍投手(1年)が関東第一打線につかまり、1イニング4失点。早実打線も5回以降、関東第一エースの成井颯投手(2年)を前に1安打に抑えられ、その差を縮めることが出来なかった。

和泉実監督(60)は「打つ方がまだまだですね。ただ、全国トップレベルのチームと9イニング戦えたことは、彼らにとっても財産になると思います。この敗戦が次につながることを信じて、選手たちと頑張っていきたいと思います」と前を向いた。

3番手としても登板し、計8回1/3を2失点と粘りの投球をみせた石島は「相手打線はシャープなスイングで、打球が速かったです。(大勢の観客の中で)緊張の中で楽しく投げられましたが、チームを勝たせることが出来ませんでした」と悔しさをにじませた。