都立の日野台が上野学園を破り、16強入りを決めた。

2回までに7安打、終わってみれば16安打の猛攻で打ち勝った。スタメン4人が1年生。フレッシュな打線の爆発に、畠中陽一監督(54)は「1年生が多いので、何も考えないで打っていけと。それが思い切りのよさに繋がったんだと思います」と目を細めた。

2年生も意地をみせた。エースの林慈央投手(2年)は9回9安打4失点(自責点2)で試合をつくった。7回までは被安打3、三塁を踏ませない投球に「腕が振れていたので、カーブでうまくタイミングを外せました」と振り返った。8回に相手の代打攻勢につかまり4失点し「フォームが崩れてきたのと、体力的にもまだまだでした」と反省もみせた。

次戦は8強をかけ、国学院久我山と対戦。畠中監督は相手の成田陸投手(2年)を中学時代から注目していた存在だと明かし、「やっぱり意識が高い選手。対戦したいですね」と笑顔をみせた。