大阪桐蔭の優勝で、来年3月18日に開幕するセンバツの「神宮大会枠」は近畿地区に1校割り当てられる。従来の一般選考6枠が7枠に増える。秋季近畿大会で4強以上の大阪桐蔭、和歌山東、金光大阪、天理(奈良)は選出が決定的だ。

増枠の恩恵も受け、近畿8強で敗退した4校の中から、3校が選ばれそうだ。地域性を重視すれば、初戦で履正社(大阪)を完封した京都国際(京都)のほか、2試合で17得点を挙げた近江(滋賀)、初戦で智弁学園(奈良)を完封した東洋大姫路(兵庫)が有力視される。好投手の米田天翼投手(2年)を擁する市和歌山も候補になる。

試合内容なども選考の判断材料になるが、来春は近畿から7校がセンバツに出る。夏の甲子園は近畿勢が3大会連続(中止の102回大会を除く)優勝し、今夏も4強を独占するなど強さが際立つ。この秋もレベルの高さが目立っただけに、近畿の増枠が大会全体の行方にも影響を与えそうだ。

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