日本学生野球協会は1日、オンラインで審査室会議を開き、高校11件の処分を決めた。

部員の暴力(部内)とSNSの不適切使用の日本文理(新潟)は、3カ月間(1月26日から4月25日)の対外試合禁止となった。

日本文理は1月18日、2年生部員1人が、普段のあいさつや態度に改善が見られないため、寮の部屋と倉庫で1年生部員の合計2人に暴力をふるった。

別の2年生部員1人が被害者1人への暴力行為を撮影。その動画が部内で拡散し、別の1年生部員2人がSNSに投稿した。同19日に投稿を見た一般の人から連絡があり、発覚した。暴力を受けた2人には、ケガはなかった。

また、関西(岡山)は体罰(部内)で監督45歳を1カ月(昨年12月13日~今年1月12日)の謹慎処分となった。

監督は、昨年12月6日に外部から同校野球部員の自転車マナーが悪いと通報が入り、練習前のミーティングで該当者は名乗り出るように指示したが、誰も名乗り出なかった。その後、部員同士の話し合いが真剣でないと感じられ、主将と副主将2人の3人を呼び出して指導。その1人が監督に対して不服そうな態度をとったため、胸ぐらをつかんで右の手のひらで左頬を1発なぐった。