塩釜が多賀城の猛追を断ち、東部地区最後の代表枠を手にした。

5-3で迎えた9回2死満塁。野島悠晴投手(3年)は「緊張していたが、やることをやってダメだったら、最悪同点でもと思っていました」。割り切って投じた2球目は投手強襲の鋭い当たり。「『終わった』と思いました」。しかし打球は諦めず手を伸ばした野島のグラブに。地区代表を決めた好捕に「ナイスキャッチ」の声が飛び交い、チームに笑顔があふれた。目標の夏のシード権獲得へ、笑顔を絶やさずに突き進む。