春夏甲子園3度優勝の報徳学園(兵庫)が「ユニホームそっくりさん対決」を制した。センバツ8強の市和歌山の好投手、米田天翼投手(3年)から11安打で8点を奪い完勝した。

ともに濃緑色とアイボリーを基調とする。凝視すれば市和歌山の方がやや白く、報徳学園はよりクリーム色に近いが、プレーする選手の判別が難しい。ストッキングは報徳学園が白いライン2本に対して、市和歌山は白赤白の3本のライン。ほかに報徳学園は帽子のつばが濃緑色、市和歌山はアイボリー1色になっている。

選手も「同色対決」は意識していた。報徳学園・丸岡優太主将(3年)は試合前から「どっちの緑が強いか証明してやろう」と選手間で話していたことを明かした。「同じ色には負けないぞという気持ちでした」。スタンドからはほぼ同じに見えたが、当人たちは「やりにくさはなかったです」。プレーへの影響は少なかったようだ。