第104回全国高校野球選手権大会(8月6日開幕、甲子園)の臨時運営委員会が6日、大阪市内で行われ、新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを決めた。大会前や大会中に感染した選手、感染が疑われる選手が出た場合、試合開始の2時間前まで選手の登録変更が可能に。さらに緊急対策本部が集団感染と判断した場合には、同一回戦内で日程を変更することもあるとした。

昨夏は宮崎商が初戦の智弁和歌山戦前にコロナ禍に見舞われ、1試合もできないまま出場を辞退。大会主催者は「地方大会を勝ち抜いてくる代表校へのリスペクト。なんとか試合ができるように対応していきたい」と、辞退の悲劇をできる限り避けられるようにする措置と説明した。

またフェスティバルホール(大阪市北区)での組み合わせ抽選会が3年ぶりに復活。8月3日午後4時から、選手らの出席を1チーム22人(通常は35人)に制限して実施する。同6日の開会式も通常通りの式典を行う。甲子園練習の実施は見送られる。