センバツ4強の浦和学院が、花咲徳栄とのライバル対決を制し、甲子園出場に前進した。

終始劣勢の展開をひっくり返した。1点リードの4回に3失点で逆転を許し、6回に追いつくも、7回に再び勝ち越された。

4-5と1点を追う7回は、1死満塁からスクイズに失敗。嫌なムードが漂う中、2死二、三塁から八谷晟歩(はちや・せいほ)主将(3年)が左翼席に逆転3ランを放った。初球のスライダーをとらえ、一振りで試合をひっくり返した。

森大監督は「2017年の決勝で(花咲徳栄に)敗れた試合で胴上げを見たんですが、その悔しい思いが、私自身もOBの選手たちも含めた悔しい思いが、あのキャプテンの、八谷のホームランにつながったと思います」と言った。

決勝に向けて「夏の王者は花咲徳栄さんだと私自身ずっと思ってきた。尊敬する人は(父の)森前監督なんですけど、目標としているのは花咲徳栄の岩井監督だったので、今日勝たせて頂いた気持ちも胸にして、明日全力で選手たちと一緒に戦いたい」と誓った。

「夏の地方大会日程・結果」はこちら>>