国学院栃木(栃木)が中盤に勝ち越し、開幕戦を制し、夏の甲子園初勝利を果たした。

3-3で迎えた5回裏、1死一塁から、4番で主将の平井悠馬内野手(3年)が120キロのスライダーを捉え、レフト線を破る二塁適時打で勝ち越しに成功した。国学院栃木打線は、その後は初球から積極的に振りにいき、高めのボール球、低めの変化球をしっかりと見極め、6回には打者一巡の猛攻で4得点を挙げ、リードを広げた。

投げては、先発の2年生エース・盛永智也投手が立ち上がりは制球が安定せずに先制を許し4回までに3失点。しかし、4回から打撃の援護を受けると、投球のリズムを取り戻し、本来の緩急を使った投球で粘り強くリードを守り切った。

盛永は「前半は自分のピッチングが出来なかったがだんだんと良くなった」と振り返った。

柄目直人監督(39)は「(選手たちを)非常にたくましく思う。できすぎ。打ち勝てるように次戦も準備したい」とたたえた。

国学院栃木は、00年春センバツは開幕戦で勝利し、準決勝まで勝ち進んだ。ゲンのいい開幕戦を制し、波に乗る。

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