達川光男氏が14日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」にゲスト出演。今大会注目のスラッガー、高松商・浅野翔吾外野手(3年)と近江のエース山田陽翔(はると)投手(3年)についてコメントした。

達川氏は山田のスライダーを絶賛し「一級品ですね」とベタ褒め。浅野に対しては「そろばんやったり、簿記やったり、頭賢いですよね。(2打席連続本塁打の)1打席目にストレートを打った。『次は変化球しかない』ということで、変化球1本待ちで2打席連続ホームランを打った。頭、賢いですね」と頭の良さを褒めた。

山田は12日に行われた鶴岡東との2回戦で12奪三振で149球完投。序盤に2発を浴びたが、4番としてバットで取り返し、駒大苫小牧・田中将大(楽天)、早実・斎藤佑樹(元日本ハム)らを抜き去る甲子園9勝目。センバツ準優勝の近江が逆転勝ちで、滋賀県勢夏40勝を挙げた。

浅野は11日に行われた佐久長聖との2回戦で4打数3安打、2本塁打、2四死球、4打点と大爆発した。5回の第3打席で、右中間最深部にソロ。7回の第4打席では2打席連発、同66号となる2ランを左翼席に放った。死球を挟んで迎えた第6打席は左翼線への痛烈な適時二塁打を飛ばし、14点大勝に貢献した。