右腕エースのキム・ソヒョン投手が、8-0とリードした最終回に登板。内野安打、四球などで2死満塁のピンチを背負ったが、最後は日本の主砲、高松商・浅野翔吾外野手(3年)をこの日最速タイの97マイル(約156キロ=球場内表示)のツーシームで見逃し三振に仕留めて締めくくった。

キムが登場した途端、ネット裏のメジャーのスカウト陣が一斉にスピードガンを構えたほどの逸材。最後の打者となった浅野も「最後は(外角へ)遠くに見えたんですけど、シュートして真ん中気味に入ってきて…。97マイルなんて手が出なかったです」と、素直に脱帽するばかりだった。