札幌龍谷学園が旭川龍谷との龍谷対決を制し、8強入りを決めた。

5回を終え、両チーム無得点。6回2死一、二塁のチャンスで、3番児島圭一捕手(2年)が中前に先制適時打を放ち、均衡を破った。8回にも2本の適時打で3点を奪うなど、優位に試合を進めた。

投げては先発右腕、若菜健太投手(2年)が9回119球3安打無失点で公式戦初完封。緩いカーブを多投するなど相手打線に的を絞らせず、許した四球はわずかに1つと制球も安定していた。「要所要所でピンチはあったけど、野手のみんなもファインプレーをしてくれて乗っていけた」。

寺西直貴監督(52)は「完封であろうが、なんであろうが、1点多く勝てればいいと思っているので、よかった」と振り返った。

3年ぶりの4強進出をかけて3日の準々決勝では函館大柏稜とぶつかる。全校応援も予定されており同監督は「ナイスゲームしたいですね」と意気込んだ。