第2シードの日体大荏原が、16安打10得点のコールド勝ちで2回戦を突破した。

2回1死から、吉田健汰投手(1年)の右前打を右翼手が後ろにそらし、その間に三塁まで到達。続く中馬龍之介内野手(1年)の左前打で先制した。4回に暴投で1点を返されたが、その回の直後に本橋慶彦監督(41)が「自分も含めて気持ちが落ち着くように」とベンチ前で座ってミーティング。その効果もあって浮足立つことなく試合を進め、最後まで流れを渡さなかった。

投げては吉田から飯島孝龍投手(2年)への継投で、足立新田打線を4安打1失点に抑えた。先発の吉田は「かなり得意」というバッティングでも2安打2打点。コールド勝ちに貢献した。「(ピッチングは)経験不足で肩に力が入ってしまうことはあったが、試合をつくれたのでよかった」と振り返った。