大阪桐蔭が優勝し、昨年に続いて来年センバツの「神宮大会枠」を近畿地区にもたらした。一般選考枠と合わせて「7」になった。

ただ、7校目の選出は簡単ではなさそうだ。

大阪桐蔭、報徳学園(兵庫1位)、智弁和歌山(和歌山1位)、龍谷大平安(京都3位)のベスト4組は当確。

残り3校はベスト8で敗退した4校から選ばれることが濃厚。

◆履正社(大阪2位) 報徳学園と接戦した戦いぶりや、総合力の高さから有力といえる。

◆彦根総合(滋賀1位) 初戦で近大新宮(和歌山2位)に快勝。大阪桐蔭にも4-9と食い下がった。県で優勝し、滋賀から唯一の8強。プラス点は多そうだ。

ここまでで6枠と仮定すれば、最後は高田商(奈良2位)と社(兵庫3位)の比較になる。ともに公立でそれぞれ特色がある。

◆高田商 初戦で乙訓(京都1位)に1-0完封。龍谷大平安に0-5で敗れた。好投手がいるが2試合でわずか1得点という結果がどう見られるか。8強唯一の県勢で地域性はある。

◆社 初戦で天理(奈良1位)に13-7と打ち勝ったことが大きなプラス点。一方、準々決勝では智弁和歌山に0-7とコールド負けした。対照的な2試合の中身をどう見られるか。

選考会は来年1月27日に行われる。記念大会のため例年より4校多い36校が選出される。

【アマチュア野球担当=柏原誠】

 

○ 大阪桐蔭

○ 智弁和歌山

○ 報徳学園(兵庫)

○ 龍谷大平安(京都)

△ 履正社(大阪)

△ 彦根総合(滋賀)

△ 高田商(奈良)

△ 社(兵庫)