第95回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が27日、大阪市内で開かれた。21世紀枠候補の推薦理由説明会の後、選考作業に入り、午後3時半から出場校を発表する。記念大会のため例年より4校多い36校(一般選考枠32校、21世紀枠3校、神宮大会枠1校)が出場する。
今年から、毎年恒例だった校長室への電話連絡は行われないことになった。昨年までは、発表とほぼ同時に、大会事務局から校長室に「推薦されました」と電話が入り、校長が「ありがたくお受けいたします」などと返答するのが慣例だった。報道各社は校長室で待機し、電話が鳴る瞬間の校長の様子をとらえてきた。
今年は各校が、インターネット中継などで結果を確認することになる。
センバツは夏の甲子園とは違い、大会主催者がチームを招待する大会。学校が受諾の意思を伝えることで出場が確定する。電話は儀礼的な意味合いが強かった。
主催者側は「都道府県連盟が推薦する段階で、選出された場合は大会に出場するという承諾を推薦校から事前にいただいているため、承諾を確認する電話はかけない」と説明している。
第95回選抜高校野球大会は3月18日に開幕する。