第81回選抜高校野球大会(3月21日から12日間・甲子園)の選考委員会が23日、大阪・北区の毎日新聞大阪本社で開かれ、出場する32校が決まった。昨秋の明治神宮大会で日本一に輝いた慶応(神奈川)と東京都大会準優勝の早実(東京)が同時選出された。「早慶」がそろうのは大会史上初めて。夏は56年に1度ある。

 また部員不足や過疎など困難な条件を克服したり、他校の模範になるなど戦力以外の特色を加味する21世紀枠には、利府(宮城)彦根東(滋賀)大分上野丘(大分)の3校が選ばれた。近畿勢から21世紀枠校が選ばれたのは初。

 初出場は利府、花巻東(岩手)下妻二(茨城)福知山成美(京都)開星(島根)の5校。利府は春夏通じて初の甲子園出場となった。