今秋ドラフトの目玉、帝京・伊藤拓郎投手(2年)が5日、東京・板橋区の同校グラウンドで練習初めに参加した。全体練習終了後に、自らブルペン入り。捕手を立たせて約20分の投球を行った。「投げない日をなくしたいんです」と、フォームを確かめた。昨秋都大会1回戦で敗れ、今春センバツは絶望的。「夏、甲子園に出ることしか考えていない」。一昨年夏の甲子園で1年生最速の148キロを記録した豪腕が、最後の夏にかけ始動した。