<東京国体高校野球:修徳5-1前橋育英>◇3日◇準決勝◇八王子市民

 今夏の甲子園を制した前橋育英が準決勝で姿を消した。先発の荒井海斗主将(3年)が4回8安打3失点と打ち込まれ、5回から継投した高橋光成投手(2年)も3回4安打2失点と踏ん張れなかった。

 試合後、荒井主将は「お父さんと野球をやるのが楽しみだった。これだけ長く同じユニホームを着られて幸せでした」と涙を浮かべて話した。

 父でチームを率いた荒井直樹監督(49)も「この子たちと野球が出来て良かった。せがれも相当な重圧があったと思う。帰ったら良くやったと言いたい。充実した時間を過ごせました」と声を詰まらせながら、ねぎらっていた。