<全国高校軟式野球:中京3-0崇徳>◇31日◇準決勝◇明石トーカロ

 4日間にわたる熱闘を戦い終えた中京(岐阜)・松井大河(3年)、崇徳(広島)・石岡樹輝弥(じゅきや=同)は、試合終了直後に互いの健闘をたたえ合った。

 整列後は互いに歩み寄り、抱き合った。石岡が「やっぱりお前はすごいな」と声をかけると、松井は「ありがとう」と笑顔で返した。

 松井は打者179人に対し709球を投げて50回完封。背番号6の石岡は184人に689球を投げて3失点だった。決勝を控えた松井は「石岡君に『おれたちの分まで頑張って優勝してくれ』と託された。頑張りたい」と気持ちを切り替えた。