「ハマのゴジラ」が本家ゴジラを超えた。今秋のドラフト1位候補、横浜(神奈川)筒香嘉智内野手(3年)が14日、千葉・銚子市の銚子商で行われた練習試合で高校通算本塁打を61本に伸ばし、ヤンキース松井が星稜(石川)時代にマークした60本を抜いた。

 通算59本で迎えたダブルヘッダー初戦。銚子商戦の第1打席で右越え本塁打を放つと、2戦目の二松学舎大付(東京)戦では左中間への推定120メートル弾でゴジラ超えを達成。2試合で8打数5安打と暴れた。昨夏の甲子園では3本塁打を記録。小倉清一郎部長(64)が「飛距離は高校時代の松井級」とほれ込んできた逸材が、夏の神奈川大会(7月12日~)開幕前に、いよいよ量産態勢に入った。