11年秋のドラフトには、10年に1度と称されたハンカチ世代を上回る実力派がめじろ押しだ。高校生では東海大甲府(山梨)高橋周平内野手(2年)らが上位候補に挙がる。いち早く来秋のドラフト候補をチェックした。

 東海大甲府・高橋は、中日森野の恩師でもある村中秀人監督が「森野よりいいかも」という逸材だ。1年夏から4番で高校通算45本塁打。「右投手でも左投手でも、どんなボールも苦じゃない」と言ってのける左の強打者だ。遊撃手としてグラブさばきも柔らかく、すでに阪神、巨人、中日、ロッテ、ヤクルトなど国内外のスカウトが熱視線を送る。「通算60本は打ちたい。甲子園をテレビでしか見たことがないので、あそこでプレーしたいです」と、その名を全国にとどろかせるつもりだ。