今秋ドラフトの上位候補、帝京(東京)・伊藤拓郎投手(2年)が9日、今季初戦を3回2失点(自責1)でスタートした。前日8日に対外試合が解禁。この日は神奈川・相模原市内で東海大相模(神奈川)戦に先発。1回に左越えソロを浴びたが、久々の実戦感覚を確かめるように丁寧に投げた。打者12人に3安打1奪三振で、最速は140キロ。日米5球団のスカウトが集まり、中日は3人で視察。中田スカウト部長は「素材の良さを今後どこまで出せるか」。伊藤は「プロに行きたい気持ちはすごくある。常に自分にプレッシャーをかけたい」とドラフトイヤーの飛躍を誓った。