<神宮大会:光星学院11-8神村学園>◇2日目◇24日◇高校の部準々決勝◇神宮

 今夏甲子園準優勝の光星学院(青森)が劇的初勝利を収めた。タイブレークの延長10回裏、1点を返し7-8とした1死満塁から4番北條史也内野手(2年)が左翼へ逆転弾を放ち神村学園(鹿児島)を下した。サヨナラ満塁本塁打は大会史上初。

 「坂本2世」と呼ばれる光星学院・北條が大会初の逆転サヨナラ満塁弾を放った。1点を追う10回裏に左翼席へ運び「頭が真っ白。夢のよう」と笑顔。今夏の甲子園は5番で準優勝に貢献し、秋からOBの巨人坂本の高校時代と同じ「4番遊撃手」が、同校初勝利に導いた。金沢総監督が「坂本以来の逸材」と話し、本人も坂本の映像を参考に練習している。本家の背中を追って大阪から青森に進学し、大会史に名を残した。