今春センバツの優勝投手、大阪桐蔭・藤浪晋太郎(3年)がプロのスカウト陣の評価をさらに高めた。10日、栃木・清原球場で作新学院、帝京、大阪桐蔭の強豪校同士による練習試合が行われた。帝京戦に先発した藤浪は9回12奪三振、最速152キロを記録。ただ、4失点で引き分けに終わり、自己採点は「50点」と厳しかった。「フォームを意識しすぎて、大切な、打者に向かっていく姿勢を忘れていた」と反省した。それでも、国内8球団、大リーグ1球団のスカウト評は上々。ソフトバンクの宮田スカウト部長補佐は「選抜大会の時より直球のキレやカットボールがかなり良くなっている」と成長を認めていた。